367 詠み人知らず 限りなき 雲居〈くもゐ)の他所〈よそ〉に 別る〈わかる〉とも 人を心に 後らさむ〈おくらさむ〉やは 限りなく雲居〈くもゐ〉の他所(遠いところ)に別れたとしても、人(あなた)を心に置き去りにすることなどがあろうか 題知らず