65 詠み人知らず 折りとらばをりとらば 惜しげをしげにもあるか 桜花 いざ宿借りて 散るまでは見む 折ってしまえば惜しく思われるのだ、桜花。さあ宿を借りて散るまで見よう。 題知らず 桜の花の儚さに対して強い意欲があふれている歌。