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桜花
春加はれるくははれる
年だにも
人の心に
飽かれやはせぬ
桜花、春に加わった今年(の閏三月)すら、人の心に飽きさせることがないだろう
三月に閏月のあった年に詠んだ歌
旧暦は太陰太陽暦であったので、月の巡り(公転周期27.3日)と太陽の巡り(地球の公転周期365.24日)の差から、一年12ヶ月に対し、1月多く挿入されることがあった。これを閏月という。「飽かれやはせぬ」は、「飽く+れ+やは+せ+ぬ(ず)」で、「飽く(満足する)ことがない」の強調ととった。
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桜花
春加はれるくははれる
年だにも
人の心に
飽かれやはせぬ
桜花、春に加わった今年(の閏三月)すら、人の心に飽きさせることがないだろう
三月に閏月のあった年に詠んだ歌
旧暦は太陰太陽暦であったので、月の巡り(公転周期27.3日)と太陽の巡り(地球の公転周期365.24日)の差から、一年12ヶ月に対し、1月多く挿入されることがあった。これを閏月という。「飽かれやはせぬ」は、「飽く+れ+やは+せ+ぬ(ず)」で、「飽く(満足する)ことがない」の強調ととった。