45 紀貫之 暮ると明くあくと 目かれぬものを 梅の花 いつの人間ひとまに 移ろひぬらむ 暮れるにつけ明けるにつけ、目が離れることがないものなのに、梅の花はいつの見ていない隙に移ろうのだろう 家にある梅の花が散ることを詠んだ歌