35 詠み人知らず 梅の花 立ちよるばかり ありしより 人の咎むる 香かにぞ染みぬる 梅の花に(少し)立ち寄っただけなのに、思い人が(誰の匂いかと)咎められてしまった。(梅の花の)香りが(袖に)染みてしまったのだ。 題知らず