31 伊勢 春霞はるがすみ 立つを見捨てて 行く雁かりは 花はななき里さとに 住みやならへる 春霞が立つのを、雁は見捨てて行ってしまう。花のない里にいつも住んでいるのか 春になって雁が帰って行くのを詠んだ歌