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30
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春来れば
雁帰るなり
白雲の
道行きゆきふりに
言こと伝てまし
春が来れば、白雲の中、雁が帰るのだ。その道の途中で言伝しよう
雁の音が聞こえてきて、越へ行った知人を思って詠んだ歌
「行きふり」は、「行く途中で触れる(接触する)」ではないかと思われる。「(翼を)振る」との連想もあるだろう。
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春来れば
雁帰るなり
白雲の
道行きゆきふりに
言こと伝てまし
春が来れば、白雲の中、雁が帰るのだ。その道の途中で言伝しよう
雁の音が聞こえてきて、越へ行った知人を思って詠んだ歌
「行きふり」は、「行く途中で触れる(接触する)」ではないかと思われる。「(翼を)振る」との連想もあるだろう。