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我が背子が
衣ころもはる雨はるさめ
降るごとに
野辺のべの緑ぞ
色まさりける
私の背子が衣を張るかのように、たびたび春雨が降る。春雨が降るたびに野原の緑は濃くなっていく
和歌を奉れとおほせられたときに詠んで奉った歌
「我が背子が衣」が序詞として春にかかっている。「張る」とは洗い張り。昔は洗い物をぴんと張って皺にならないように干したらしい。
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我が背子が
衣ころもはる雨はるさめ
降るごとに
野辺のべの緑ぞ
色まさりける
私の背子が衣を張るかのように、たびたび春雨が降る。春雨が降るたびに野原の緑は濃くなっていく
和歌を奉れとおほせられたときに詠んで奉った歌
「我が背子が衣」が序詞として春にかかっている。「張る」とは洗い張り。昔は洗い物をぴんと張って皺にならないように干したらしい。