23 在原行平朝臣 春の着る 霞の衣ころも 緯ぬきを薄み 山風にこそ 乱るべらなれ 春が着る霞の衣は緯横糸が薄くなって、山風に乱れているのだろう 題知らず 山にかかる霞が乱れていることを、春が着る霞の緯よこいとが弱いからだと表現している。